【初めての農作業】法学部生が農家コンサルタントになろうとする話 – 1

今日のこと

今日は、早起きをして仙台を出発しました。新しい住居の賃貸借契約や住民票の移動はもう少し遅くなりそうだなぁと思いつつ、電車に揺られること1時間弱。

到着したのはお馴染みの山元町！

今年の活動テーマとしては「知識・経験を獲得する」ということ。農業の経験は今ままでにも少しあったり、経営のことも大学の授業で習ったり…。皆無というわけではなかったけれども、それは実践的かといえばそうでもなく、ましてや活動形態は「農家コンサルタント」と言われるものである以上、今までの知識・経験で事業を遂行することは全くもって考えられません。

というわけで、当分の間は畑楽に主軸を置きながら、基本的な知識や経験の獲得に励む必要があるんです。だから、今日は数年も前からお世話になっている「株式会社畑楽」さんのところへ伺い、お手伝いも兼ねて作業をしに行きました。

今日は、不織布（ふしょくふ）を掛ける作業。「不織布」なんて言葉を初めて聞いたので調べてみると、防虫効果・保温・防霜・防風などに効果があるようです。（http://damedame.work/2018/10/02/%E4%B8%8D%E7%B9%94%E5%B8%83%E3%81%AE%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88/#i）

高校時代の部活動で腰を痛めていたこともあり、個人的に作業はハードでした。笑

と言いつつも、なんやかんやで作業を終わらせた後、社長の内藤さんにヒアリング。コンサルタントらしく数字について話を進めていましたが、途中から会社や内藤さん自身のストーリーの話に発展！僕は人間の「生き方」や「想い」などの精神的分野に興味を持つタイプなので、この話が止まらないこと…。笑

私見ですが、

「生き方」「想い」「ストーリー」といった精神的側面が強い分野は個人の幸福につながっている

と思います。

現代において、（いくつかの事例を除き）人間が有する生理的欲求は最低限度保障される世の中になったと思っています。

それゆえ、現代人の目的は「生きる」から「幸せになる」ということにシフトチェンジしてきたと思うのです。つまり、生理的欲求より精神的欲求（というワードで話を進めます）に焦点が当てられるようになったということ。「生き方」「想い」「ストーリー」にも目が向けられるようになったのかと…。

このような考えを持てるということは、それほど余裕のある生活をさせていただいている、ということにもなります。だからこそ、そういった考えを持っている人ほど感謝するべきだと思っています。それは自分もその通りで…。本当に感謝ばかりしています。

話が少し脱線しました。

要するに、このような人間である以上、農家「コンサルタント」であるとしても、数字だけにこだわったり注目したりするのではなく、そのような精神的分野も尊重したいと思っています、ということを言いたいのです。まあ、企業における「生きる」ことは「儲かる」ことなので、「想い」を実現させるという「幸せ」を考える以前に、結局は数字が優先されてしまうような気はするのですが…。笑

そんな話をしていたら、お昼の時間に。お昼ご飯は町内のスーパーマーケットで済ませ、午後の用事へ。

午後は、これまたずーっとお世話になっている雑草博士の阿部さん、造園業を営む向井さんとの約束です。宮城病院の隣にある「風の章ガーデン」というところで、雑草に関するレクチャーを受けることになっていました。